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復興支援道路国道45号 尾肝要トンネル工事
企業者:国土交通省 東北地方整備局
元請:株式会社安藤・間
工期:2011年(平成23)年11月〜2013(平成25)年 5月
トンネル全長:2,736m
工事場所:岩手県田野畑村
REPORT
尾肝要トンネルは、東日本大震災からの「復興道路」に位置付けられた三陸沿岸道路のうち急勾配と急カーブが連続する閉伊坂峠の地点で、冬期間はスリップ事故等の重大事故が多発する難所であり、その解消のために事業が計画されました。
工事は、南と北に分かれ、南工区は坑口から約350m地点に破砕帯があり突破するのに腐心しました。また、北工区は地質が非常に硬く亀裂も多く見られました。湧水も多く、毎分400ℓの突発湧水にも見舞われ、困難を極めました。
しかし、トンネルマンのプライドと意地もあり、月進約200m、通常の1.5倍の速さの施工を実現し、復興トンネルとして最初に貫通致しました。